KoRn Log

ニューメタルバンド「KoRn」の非公式ファンブログです。楽しんでいただければ幸いです。

近年のアルバムの中では最もヘヴィー? ニューアルバム「The Serenity of Suffering」リリース前考察

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10月21日、KoRnにとって三年ぶりとなるニューアルバムがリリースされる。退廃的な世界にひと際目立つカーニバル、そしていまそこへ向かっていこうとしている一人の少年、一体少年はそこでなにを感じるのか。まさにダークな世界観を思わせるジャケットが印象的なニューアルバム「The Serenity of Suffering」、現在までアルバムに収録される3曲が先行公開されている。今回はこの3曲をもとに、ニューアルバム「The Serenity of Suffering」がどのような出来になるのかを考察していく。

ヘヴィー、そしてアップテンポ

昨年、KoRnのギタリストの一人であるブライアン・ヘッド・ウェルチ氏は、次作(「The Serenity of Suffering」)について「ヘヴィーでアップテンポにしたい」と答えている。

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このインタビュー時点ではアルバムの詳しいことは決まっていなかったようであるが、ヘッド個人としては「ヘヴィー」と「アップテンポ」がミソであったことがうかがえる。さて、ヘッドの作りたい楽曲は、ニューアルバムで実現されたのだろうか。

" Rotting In Vain "

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ニューアルバムのリリース発表と同時に公開された曲が「Rotting In Vain」である。自己の内面的な葛藤と爆発が曲のテーマであると考えられる。注目すべきは、リフのヘヴィーさである。昨今公開された楽曲・アルバムを容易に超越するこの重厚感のあるサウンドは、1st・2ndのような音楽性が思い出される。しかし、決して1st・2nd辺りの作品に回帰したわけではない、ということもうかがえる出来である。

DJのスクラッチも " Insane "

次に公開された曲が「Insane」である。「Rotting In Vain」以上にサウンドのひずみが目立つ。KoRnが作る独特のノイジーサウンドは、ファンにとっては嬉しい。そしてこの曲ではDJのスクラッチも特徴的である。以前レビューした「The Path Of Totality」でデジタルサウンドやダンスミュージックで用いられる機材が実験的に導入された。以降のアルバムにどのように影響するか、ということが非常に気になる点であったが、やはりそれなりに影響があったことがうかがえる。ヘヴィーなサウンドと、DJの明快なスクラッチがかなり違和感なく共生している。

コリィ・テイラー氏も絶賛 " A Different World "

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連日、当ブログでも取り上げている三番目に公開された「A Different World」。Slipknotのコリィ・テイラー氏が楽曲に参加しているということは、何度も過去記事で取り上げたとおりである。Slipknotやストーンサワーのボーカルとしてだけではなく、一人のアーティストとしても高い評価を受けているコリィ・テイラー氏の楽曲参加は、アルバム全体を通しても大きな注目ポイントになるのではないだろうか。名前だけではなく、楽曲中のコリィ氏の存在感は、一聴の価値がある。

革新的、しかし初期のファンも視野に入れた「ヘヴィー」なアルバム?

以上の3曲を基に、アルバムがどのような出来になるか、ということを個人的に考察してみた。どの曲にも共通するのは、やはりリフのヘヴィーなサウンドとひずみである。昨今リリースしたアルバムでは聴くことができなかった、重厚感あるふれる音楽性は、初期のファンにとっても嬉しい出来であると考えられる。しかし、「革新」を念頭に様々なジャンルの音楽性をアルバムごとに盛り込んでいく彼らのスタンスも、この3曲からうかがえた。初期のころのヘヴィーさを実現しながらも、決して初期の栄光にすがろうとせずに、革新を求める彼らの楽曲づくりの基本的な姿勢は、次作「The Serenity Of Suffering」にも期待してよいと考えられる。

最新アルバム「The Serenity Of Suffering」は2016年10月21日リリース予定となっている。

The Serenity of Suffering

The Serenity of Suffering